意外と不健康!?摂取量や飲み合わせに気をつけたい飲み物10選
ソース: Cosmopolitan / 画像: Getty Images / 著者: Cosmopolitan
グリーンスムージーやダイエット飲料など、健康志向を謳ったドリンクがあふれる昨今。でも、よく原材料表示などを見てみると、実は砂糖や人工甘味料、着色料が含まれていることも。そのため、健康を意識するのであれば、こういったドリンクの現実を知りつつ摂取量を適量に留めておくことが重要です。
本記事では、<グッド・ハウスキーピング>の栄養学研究所の栄養士であるジャクリーン・ロンドンさん、ステファニー・サッソスさんら専門家たちの解説に基づいた、摂取量や飲み合わせに気をつけたいドリンクを紹介します。
加糖の植物性ミルク
最近、日本でも注目度が高まっている「植物性ミルク」。ただし、無糖ではない商品の中には、風味を際立たせるために大量の砂糖が使われていることも。
これは、ココナッツミルク、アーモンドミルク、ヘンプミルク、ヘーゼルナッツミルク、オーツミルクなどあらゆる植物性ミルクに当てはまります。より健康的な選択肢として、「無糖」の製品を選ぶようにして!
また、植物性ミルクはタンパク質が少ないため、動物性ミルクや豆乳と比べると栄養価が低いことも覚えておきたいところ。
加工されたフルーツジュース
フルーツそのものは、抗酸化物質と食物繊維たっぷりのとてもヘルシーな食品。天然の糖質を含むほか、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素を摂取できます。
ところが、市販の加工ジュースの中には、食物繊維が取り除かれ、糖質とカロリーのみが残されているものも。また、保存のための低温殺菌される場合には、さらに栄養素が除去されてしまうこともあります。
調査によれば、加工ジュースを飲むことが習慣になっている場合には、食物繊維を摂取せずに糖ばかりを摂取してしまい、メタボリックシンドロームなどを引き起こすことも。子どもの場合には、フルーツジュースの飲みすぎで小児肥満症を発症するケースもあります。
甘いコーヒードリンク
適量のカフェインの摂取に、健康上のメリットがあるのは知られた事実。ただし、デザートのように甘くアレンジされたドリンクともなれば話は別。
こういったドリンクにはとてつもない量の砂糖が入っているうえに、甘いシロップやホイップクリームがトッピングされている場合も。加えて、カフェインを含んでいるといえ、「シュガーハイ」の状態が終われば血糖値が急降下し、すさまじい疲労感に襲われることもあるそう。
炭酸ジュース
コーラ、レモンライムソーダ、トニックウォーターをはじめとする炭酸飲料には、16オンス(約473ml)につき小さじ約13杯分の砂糖が入っているそう。これは、アメリカ心臓協会が推奨する1日の砂糖摂取量の倍以上。
健康のことを考えると、無性に飲みたくなったときだけに留めて、日常的に飲むのは避けた方がベター。
ダイエット飲料
ダイエット飲料の「カロリーゼロ」という言葉に惹かれて、安心してしまうのは禁物。
天然の砂糖の200~600倍も甘味が強いとされる人工甘味料は、味覚を受容する味蕾(みらい)が過度に刺激される可能性があるのだとか。
人工甘味料を過剰摂取すると次第に味覚や嗜好が変わり、極端に甘いものを食べたいという欲求が強まる一方、フルーツのような天然の甘みを含むものを食べても、満足感が得られにくくなることも。
人工的甘味料も少量であれば問題ないけれど、健康のためには摂取を減らす努力をするのが賢明。
低アルコール飲料
缶チューハイや缶カクテルなどの甘い低アルコール飲料は、手軽で飲みやすい反面、二日酔いを招きやすいので要注意。
飲むとただでさえ脱水しやすくなるアルコールに、砂糖や保存料が添加されており、これが脱水症状を促進してしまうのだとか。
市販のプロテインドリンク
市販のプロテインドリンクの成分表を見ると、砂糖や人工甘味料、防腐剤、添加物の多さに驚くかもしれません。体づくりのためと思って大量に摂取してしまうと、カロリー過多になってしまうことも。
日常的に飲むプロテインドリンクを選ぶときは、成分表をよく確認し、より健康的なものを探してみて。
スポーツドリンク
炎天下での運動や長時間のワークアウトのときなどに、効率的に電解質を補給できるスポーツドリンク。高いパフォーマンスが求められるアスリートにとって必須のアイテムです。
ただし、糖分である炭水化物や、ナトリウム、カリウム、塩化物イオンといったミネラルを手軽にバランスよく摂取できる利点はあるものの、それだけカロリーが高いということ。
私たちがちょっとした運動(30分のジョギングなど)をするときには、水を飲むだけで十分に水分補給が可能なことを覚えておいて。
スムージー
「無糖」とあっても、その表記を100%信じることなかれ。
というのも、 砂糖や甘味料の代わりに「果物ピューレ」を使ってそれを糖分だと謳っていても、その全体量はかなりのもの。血糖値の安定や満腹感を得らえる食物繊維やタンパク質が含まれているとはいえ、過度な糖分も摂ってしまえば、健康面ではマイナスになることも。
スムージーが飲みたいときは、自分でつくってみたり、目の前で調理してくれる自家製のものなどを選んでみて。
加糖のアイスティー
標準的な加糖アイスティー缶1本には、平均して34グラムの砂糖が含まれているそう。これは小さじ9杯分に相当し、アメリカ心臓協会が定める1日の推奨摂取量を上回っているそう。
加糖の製品は砂糖や人工甘味料の量を調整できないので、市販のアイスティーならまず無糖のものを選ぶこと。その上で、甘さが足りない場合は小さじ1~2杯の砂糖を追加して。こうすれば、自分で砂糖の量を調整でき、缶に含まれる糖分を大幅カットが可能に。